群馬県に住んで10年以上。知らないことが多すぎ。その分、新たな発見にワクワクしています。基本的にテキストベースです。
05/10
2025
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
08/19
2013
群馬県を築いた古代氏族の一つとして物部姓磯部氏が考えられています。
~~~~~~~~~~~~~~~~
群馬県安中市の磯部
~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~
群馬県安中市の磯部
~~~~~~~~~~~~~~~~
群馬県安中市には磯部・上磯部・西上磯部・東上磯部・下磯部と磯部地名が広がっています。
物部姓磯部氏が祖神である経津主大神を奉斎したのが現在の咲前神社であり、それが遷座したのが貫前神社であるとされています。
咲前神社
群馬県安中市鷺宮3308番地
主祭神
健経津主命
大己貴命
保食命
貫前神社
群馬県富岡市一ノ宮1535
主祭神
経津主命
姫大神
咲前神社のご由緒をまとめると
神代 経津主命が健御名方神を追って上野国と信濃国の国境の荒船山に御出陣。御座所が咲前
534 磯部朝臣小倉季氏が奉斎
534 磯部朝臣小倉季氏が奉斎
572 第3代磯部朝臣小倉邦祝【小崎を名乗る】
650 第11代小崎邦平
鷺宮から遷座・・・貫前神社・・・宮司尾崎氏
ご祭神は経津主命・姫大神
鷺宮に咲前神社・・・宮司和田氏
改めて香取神宮から経津主命を勧請
磯部氏がこの地にいたらしいのはわかります。
こののち、天平神護2年(766)に「磯部牛麿」が物部公の姓を賜っています
こののち、天平神護2年(766)に「磯部牛麿」が物部公の姓を賜っています
~~~~~~~~~~~~~
磯部氏は物部氏?
~~~~~~~~~~~~~
物部氏の祖神と言うと、宇麻志麻遲命か饒速日命があげられそうですが、咲前神社の由緒によれば磯部氏は「物部氏の祖神である経津主命」を奉斎しているとされています。
経津主命はもともと物部氏の祖神だったものが中臣氏に神格を奪われたのではないかとの推測もあるそうです。香取神宮から勧請していることや、中臣氏からわかれた和太氏が咲前神社宮司を務めていますから、中臣氏の影響が大きいのかもしれません。
~~~~~~~~~~~
秩父の磯部氏
~~~~~~~~~~~
岩根神社(社家礒部氏)
埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1828
寶登山神社HPによると「もとは大山祇神をまつる磯部氏(宮司家)の氏神さまでしたが、神使のお犬様(大口真神)の霊験があらたかな為、人々の崇敬するお宮になりました。」とあります。
すぐとなりに大山祇神社があります。
ここにも磯部氏がいました。
安中の磯部から岩根神社までは直線距離で約30kmです。
岩根神社ご祭神
大山祇命、大口真神(お犬様)、大己貴命(大国主命)、武沼河別命、御嶽大神
大山祇命、大口真神(お犬様)、大己貴命(大国主命)、武沼河別命、御嶽大神
木花開耶姫命(産泰様)、天手力男命、日本武尊命
ご祭神には物部氏を思わせるものはありません。
大山祇命は地祇系の代表的な神様ですから全国で祀られていますが、伊勢にも大山祇命を祭神とする神社が多数あります。 (皇大神宮摂社 大水神社,皇大神宮所管社 大山祗神社 他)
地形由来で磯辺となったかどうかを考えるのに標高が参考になるかもしれませんのでメモしておきます
咲前神社はgoo地図によると標高214m
碓氷川沿いにあります。「川辺」という意味の磯辺なのでしょうか。
碓氷川沿いにあります。「川辺」という意味の磯辺なのでしょうか。
PR
この記事にコメントする